父親が親権を取る方法(2)
- 2017.12.01
- お知らせ
前回の「父親が親権を取る方法(1)」は、奥さん側に特に非が無い状態(浮気ぐらいでは親権は取れません。)での考え方を書きました。
今回は、奥さんが子供に対して養育、監護には適さない状態の場合を書きます。
今回も言葉を選ばずに書いていきますし、父親側の立場で書きますので、ご了承下さい。
何を持って、養育、監護には適さない状態かは、いろいろありますが、重要なのはその証拠を長期に渡って証明する必要があります。
1回、2回だけ証拠があっても無駄です。
せめて、10日間(10回以上)の継続している証拠が必要です。(本当は、数か月あった方がいいです。)
内容的には、幼い子供を一人(又は子供達だけ)放置して、外出を複数回している証拠。
食事を与えていない証拠。(母親側は、父親が食事を作ればよかった。父親も作っていないのだから、同じ立場だ。との反論が出ます。)
着替えさせない、風呂に入れない、不潔な状態。(母親側は、父親が着替えさせ、風呂に入れればよかった。同じ立場だ。との反論が出ます。)
家が汚く、普段から散らかっている。(母親側は、父親が掃除すればよかった。同じ立場だ。との反論が出ます。)
暴力、暴言を日常的にしている証拠。(父親が一緒にいる場合は、父親も同罪との流れになります。その時々で、父親は子を守り、母親に抗議する内容(証拠)があればOKです。)
などがあります。
重要なのは、その場面に父親もいて、何も言わなかったら、何もしなかったら、大げさに言えば同罪になります。
その時々で、子を守り、話合い、抗議する証拠(録音等)が大量に必要になります。
奥さんが食事を作らないなら、父親が食事を作っている証拠や、掃除をしないなら、掃除をしている証拠なども多量に必要になります。
その時には、父親が食事を作っている証拠や、掃除をしている証拠だけでなく、奥さんはしていないとの証拠も必要になります。
また、してほしいと母親と何度も、何度も正当性を持って懇願している、話している証拠が必要になります。
他には、父親がいない間に、自宅に録音機材を仕掛け、録音し、その時に子供に対して、母親が、養育、監護に適さない証拠を大量に押さえれれば、かなり有利になります。
重要なのは「証拠」です。
例えば、虐待などをしているのは本当の事だけど、調停、裁判などでは、必ず奥さんはしらを切ります。
父親が、一生懸命本当の事を主張しても、相手が否認すれば、証拠がないので、無かったことになります。
逆に、奥さんは父親がこれだけ悪い事をしたと、壮大な嘘を言います。
裁判では父親は証拠を提出しないと認めて貰えませんが、何故か母親側は証拠が無くても嘘でも認められてしまう場合があります。
理不尽ですが仕方ありません。
無かったことになれば、奥さんの嘘が認められれば、母親が親権を取るのは普通の事なので、100%親権争いは負けると思って下さい。
証明出来ないと、奥さんが虐待していても、子は奥さんの親権になります。
それが現実です。
また、虐待の証拠を押さえていないのに、奥さんと言い争いをして、子を連れて出ていかれたら、負けです。
ある日突然、奥さんが子を連れて、別居をされても負けです。
勝つには、前々から準備をし、証拠を大量に集めていないといけません。
いつ出ていくか分からないのに、そんな事無理だ。
という人は負けます。
無理かもしれませんが、やるしかないです。
それが現実です。
いかに同居中に証拠をどれだけ集めれるかが、勝負の明暗になります。
奥さんが浮気をして、問い詰めるのもいいかもしれません。
しかし、奥さんは次の日には、子を連れて家を出るかもしれません。
そうなったら、浮気の証拠があっても、親権は無理です。
奥さんが以前から、子供に対して、養育、監護に適さない状況が確認出来たら、離婚するつもりはなくても、別居するつもりはなくても、親権が欲しいなら、子を守りたいなら、その段階で念の為に証拠を集めていく。
浮気をされて、離婚の方向にいくと思ったなら、親権がほしいと思ったなら、暫くは言わずに黙って我慢をして、奥さんが養育、監護に適さない証拠を積み上げていく。
それが出来る、出来ないかで、親権が取れるかどうか明暗が分かれます。
それぐらい、父親が親権を取るのは難しいです。
証拠がなく、どうしようもないなら、「父親が親権を取る方法(1)」をするしかないです。
数千万円を払い、親権がほしいと言えば、応じる奥さんはいるかもしれませんが・・・
また、浮気相手と結婚をする予定で、子供が邪魔なら手放すかもしれませんが・・・
しかし、数千万円のお金もなく、奥さんが子供を手放すかどうかを奥さん任せにしても、運頼みでしかありません。
別居後の親権争いの調査はかなり難易度が上がります。
一番知りたい、室内の事はさすがに分かりません。
別居しているので、奥さんの行動パターンも読めません。
外出中に、子供を虐待しているなら、継続している証拠が必要になります。
別居先に男を連れ込んでいるなら、かなりの継続が必要になります。
子供を置いて、男と外出や外泊をしている証拠の継続性があれば、かなり有利にはなります。
しかし、自宅なら一緒に住んでいるので、ある程度推測は出来ますが、別居されてしまうと、いつ行動するのか推測が出来ません。
そうなれば、長期の調査をするしかなくなってしまいます。
なので、なるべく同居中に証拠をどれだけ集めれるかが、肝になります。
父親が親権を取るのはそれぐらい難しく、その現実を理解し、取るのであれば全力で行動をしなければいけません。
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