父親が親権を取る方法(1)
- 2017.11.29
- お知らせ
今回は、父親側で書きますが父親が親権を取るのは、かな~~り厳しいです。
とてつもなく厳しいです。
その事を踏まえ、父親が親権を取る方法を書いていきます。
また、卑怯な内容もありますが、現実の親権争いはそんな感じですので、言葉を選ばずに書いていきます。
どれぐらい厳しいかの感覚は、調停や裁判だと、父親0%、母親100%からのスタートだと思ってほしいです。
「え?妻は浮気をしてたんですよ!!」という人もいますが、浮気と親権は別の法律ですので、関係ありません。
例えば、小さな子供を家に一人にして浮気をしていたとか、自宅に浮気相手を呼び、子供に行為を見せたとか、浮気優先で子供の食事を作らなかったとかが証明されれば、加味されますが、それでも、父親0%、母親100%からのスタートなので、何パーセント母親が減点になるかになります。
その場合でも、親権確保まで行くには、1回、2回ではなく大量の証拠が必要になります。
浮気をしていても、奥さんが子供の養育を普通以下ぐらいでもしていたら、ほぼ無理なのが現実です。
経済面で父親が圧倒的に多いから有利にならないかと、言う父親がいますが、それもあまり関係ありません。
養育費というものがあります。
また、母親が働いていない場合でも、今から働こうと求人誌を見ています。ぐらいで、裁判所は、働く意思があると判断されます。
父親側が母親側に、経済面で苦労すると主張しても、裁判所は働く意思があると判断出来ればOKになります。
逆に父親に経済能力が低いと、何故か不利になります。
不思議ですが・・・
だったら、どうすれば可能性があるのか。
まずは、別居をするなら、奥さんだけを追い出す事です。(調停などの場合は、奥さんが、子供の養育を放棄して、一方的に勝手に出ていったとの主張が必要になります。)
お子さんと、父親は今の自宅で暮らし、奥さんが別の所に住むように仕向ける事です。
その事によって、父子だけで(サポートは必要)生活をしている実績を作り、奥さんが子供の養育を放棄している事実を作り上げる事が必要です。
なるべく、調停などを引き延ばし、1日でも、1カ月でも、父子で暮らしている実績を積み上げる必要があります。
そして、調停になったら、母親が子供の養育を放棄して、勝手に家を出ていった。(悪意の遺棄)
そのような状態にされたが、今は賢明に父子で暮らしている。(養育実績の積み重ね)
他に、父親の兄弟や、祖母、祖父などもサポートに徹し、子供の養育をしっかりしている。(養育体制の充実)
今更、母親ずらして、子供を養育したいなんて、どういう要件だ。との主張をして、親権争いを有利にする必要があります。
逆に、父親と子供が今の基盤の家から出て、別の所に住んでしまうと、「連れ去り」と判断されて、親権は負けてしまう事が多いです。
母親が子供を連れて、家を出てしまっても、「連れ去り」と判断された事は、長年探偵をしていますが、経験した事はないです。
ここら辺が不思議ですが、裁判所の判断なので仕方ありません。
なので、父親が親権を取りたいのであれば、今の家で父子で暮らし、奥さんは別の所で暮らすようにしないといけません。
そして、長期間に渡って、養育実績を積み重ねていかないといけません。
それでも、ギリギリ勝てるかの状況です。
また、別居の時に、探偵を雇い、奥さんがまだ浮気をしていたりとか、浮気相手と暮らしていたりとか、夜、飲みに歩いているとかの証拠があれば、さらに有利になります。(1回、2回ではなく、多くの証拠が必要になります。)
それと、お子さんがある程度自分で判断できる年齢なら、調査官とかにはっきりと、「お母さんと暮らすのは嫌だ。お父さんと暮らしたい。」と断言すれば、さらに有利になります。
「お母さんの事は好きだけど、お父さんと暮らしたいな・・・」ぐらいだと、有利にはならないです。
奥さんが浮気程度の事だけなら、父親が親権を取れる可能性は限りなく0%だと考えて下さい。
また、自分の判断で「ここまで奥さんの悪事が証明できるし、証拠があるから大丈夫だろう。」と結論を出すのは止めた方がいいです。
一般の感覚と、実際の親権裁判では、感覚が大きく違います。
一般の人の常識的な感覚で「勝てる」と判断しても、コテンパンに負けるのが、親権争いです。
それぐらい父親は不利な状況ですので、証拠があっても、証明出来ても、動く前に必ず弁護士等の判断出来る人に相談をして下さい。
本当にそれで勝てるかを確認して下さい。
それも、出来れば複数の弁護士に確認して下さい。
弁護士でも、判断が甘い人もいるので、複数の弁護士で確認が必要になります。
何度も書きますが、それぐらい父親の親権は厳しい状況です。
後で後悔しても、遅いです。
父親の親権の取り方は、また別の時にも書きたいと思います。
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